目標を明確にする方法

目標を持つ意味は、脳機能を効率よく働かせるために設定します。

たとえば、あなたが自分自身に質問をすると、あなたの脳はその質問に答えようとするでしょう。

もし、答えられない場合は、無意識のうちに情報を集積し、ある時にふと回答が思い浮かんだりする。

目標が明確なら脳はその実現に尽力し、何も考えてなければダラダラと無意味な時間を過ごすことになります。

投資で負ける人ほどラクをしたがります。カンタンではないのに片手間で何とかできないかと考えていたりする。

そのような思考状態では、正しい行いをすることができず、自分自身の間違いにも気づくことができません。

ここでは、脳を怠けさせないための目標の立て方について述べていきます。

1.ベーシック法

仕事の目標を立てるひとつめの方法は、「ベーシック法」です。

「ベーシック法」とは、目標設定に必要な要素をシンプルに埋めていく方法と言えるでしょう。

具体的には、次の4つのステップで目標を立てていきます。

目標項目を設定する
達成基準を決める
期限を設定する
達成計画を立てる

目標項目の設定とは、「何を達成するのかを決める」ということです。

目標項目は次の4つに分類できます。

自分がどういう目標を達成したいのかについて考える参考にしましょう。

強化:得意なことをさらに伸ばす
改善・解消:苦手なことを克服する
維持・継続:現状を維持する
開発:新たな取り組みを始める

目標項目が決まったら、達成基準を決めます。

達成基準は数値で設定すると、達成できたかどうかを判断しやすいです。

さらに期限を設定し、期限までにどのように仕事をすすめていくか計画を立てます。

計画を立てるときには、やるべきことと時期を具体的にすることがポイントです。

日ごとや週ごとに設定すると、目標達成に着実に近づけるでしょう。

初めて仕事の目標を設定する人でも、活用しやすい方法ですよ。

2.ベンチマーキング

ライバルや競合を意識した目標設定なら、「ベンチマーキング」という方法があります。

「ベンチマーキング」は、ライバルや競合をベンチマーク(水準点)として、自らの改善点や到達すべき目標を設定する方法です。

具体的には、次の4つのステップで目標を立てていきます。

計画(ターゲティング)
除法の収集・分析
目標設定
実施・検証
最初にベンチマークとなる対象を設定します。個人なら目標とする人、会社なら競合企業などを選ぶといいでしょう。

ベンチマークが決定したら、対象の情報収集を行います。

さらにベンチマークと自分を比較し、どんな差があるかを分析するのです。

分析して自分の問題点や課題が明確になったら、差を縮めるための目標を設定して計画を立てます。

設定した目標の達成を目指して、計画に沿って実行していきましょう。

行動の結果として、達成できたかどうか、どう変化したかを検証します。

他の対象を水準点として比べながら達成度を見られるので、相対的な変化がわかりやすいですよ。

3.「SMART」の法則

最後にご紹介する目標設定方法は、「SMART」の法則です。

「SMART」の法則は、明確な達成評価指標をつくることに重きをおいた方法と言えるでしょう。

次の5つの要素の頭文字をとって呼ばれています。

SPECIFIC:具体的である
MEASURABLE:数値や客観的な指標で計測可能である
ACHIEVABLE:実現可能である
RESULT-BASED:「成果」に基づいている
TIME-LINE:具体的な期限・スケジュールがある

「成果」に基づいているとは、目標が本来の目的に基づいたものであるということです。

上記の5つの要素を全て備えるように意識すると、効果的に達成を目指せる目標を立てられますよ。

「設定する目標が曖昧になってしまう」というときは、「SMART」の法則を活用しましょう。

目標を達成する3つのコツ

目標達成にはコツがあります。

コツを知っているかどうかで、目標達成のしやすさが変わります

1.目標は具体的に数値で設定する

まず目標を立てるときのコツとして、目標は具体的な数値で設定しましょう。

数値を使っていない場合、曖昧な目標になりがちです。

目標が曖昧だと、達成基準が不明確で達成できたか判断できません。

たとえば「売上をできるだけ上げる」という目標では、売上が上がったとしても達成したと言いにくいですよね。

「売上を昨年度比30%アップさせる」なら、目指すべき数字が明確なので達成したかどうかがすぐに分かります。

目標が明確だと目指すモチベーションも上がり、到達したときの達成感も強く感じられますよ。

2.達成度を定期的にチェックする

目標に向けて行動している間は、達成度を定期的にチェックしましょう。

目標と計画を立てたら、達成できているかを定期的に確認することで、計画通りに進んでいるかがわかります。

もし計画に遅れていれば、達成できるように軌道修正をする必要があります。

予定より進んでいるなら、さらに速いペースで計画を立て直してもいいでしょう。

計画はあくまで計画なので、実際の達成度と見比べながら、目標達成が叶えられるように定期的に見直すと良いですよ。

目標と計画を立てて終わるのではなく、常に活用して着実に目標達成に近づきましょう。

3.目標を立てたら信頼できる人に話しておく

せっかく目標を立てたなら達成したいですよね。

達成するためのコツとして、信頼できる人に話すといいでしょう。

他人に話すと、「言ったからには実行しなければ」という心理が働きます。

自分の心の中だけで決めたものではなく、他人に宣言したものとして、目標達成への気持ちをより強く持てるのです。

相手が信頼できる人なら、あなたの目標達成を応援してくれることでしょう。

自分自身や相手からの気持ちに応えるためにも、いっそう目標達成に向けて努力できるようになりますよ。