
God Rules – 神々の法則 –
この世界には人類が発見した神の法則があります。それらを巧みに利用することが最速で成功する道となります。
しかし、それを知らずか逆らって生きている人の方が多い。人間は利用する立場にならざるを得ないことを認識する必要があります。
多くの法則を発見してきた学者たちは、これを神からのギフトにたとえ社会発展のために役立ててきました。
この世界には完全に機能している法則、つまり真理が存在しており、これを上手く利用してきたのが成功者と言えるでしょう。
最新科学では「神は完全にギャンブラー」と言われるようになり、この世界の成り立ちには偶然の力を無視できないことが分かってきました。
だからこそ、大した努力もなく成功する人もいれば、いくら頑張っても報われないということが起きてしまう。
では、運がなかった人は負け続ける人生になるのでしょうか。そうならず確実にステップアップしていくために偉人の英知を活用するのが近道になります。
私たちがするべきことは「目的や目標」を持ち、この世界を決定づけている法則という名のギフトを十分に活用すること。
そして、ギャンブルの負の面である強大なリスクへの対応として「正のマインドセット」を身に着けなければならないと理解すること。
本当の成功と幸せは「人生というギャンブルを投資化」した先にあり、そのために日々鍛錬していくことでのみ逆転の余地が生まれてくるのです。
あなたは偶然の運命に身を委ねてきましたが、これからはシステムとマインドセットを意識することで自分自身の行く方向を決めることができます。
ここでは、10年以上に及ぶ実戦の中で重要なポイントだけを厳選しアップデートが続けられてきました。
定期的に読み返し、さらに実践していくことで費用対効果の高い投資学習を行うことができます。
月5万円の投資学習スクールに行くよりも、早い学びと良質な経験を積み上げることができるでしょう。
誰でもカンタンに実践できる効果的な手法
世界的に見て日本人の稼ぎ力が低いのは経済を見れば分かる通り。つまり、馬券市場は負けやすい人たちで構成される魅力的な市場というわけです。
日本人が稼げないのは感情に対して率直すぎること。そこを補えれば競馬で勝つハードルをグっと下げることができます。
普通の人が貯金を抱えたまま死んでいく国であり、その総額は毎年500億円を超えるなど放棄される休眠資産は世界ダントツです。
この休眠資産を再投資していれば経済は成長し、その恩恵として確実なリターンを得ることができたことでしょう。
いまの日本から言えることは「力や道具の使い方を分かっていない」ということ。
なにをしても感情を中心に物事を考えてしまうため上手くいかないのです。あの騎手や馬を信用できるかなんて考える人は沢山いるでしょう。
その高すぎる基準を満たせるのは現実にどの馬ですか?ダントツに強い1番人気だけです。だからダントツに強い馬ばかり勝って負け続ける人が後を絶たない。
たとえ信用が低くても小さく賭けて大きなリターンを得られるなら買ってみる価値があると思考できない人は勝負の世界では生き残っていけません。
1円も損したくないという感情を押し出してしまうと、こうしたバリューが含まれるリスクを取ることができなくなってしまう。
この壁を乗り越えられた時に飛び込んでくる報酬をイメージできるでしょうか。日本人であることのメリットとデメリットを使いわけられるようコツコツと実践してください。
01.自分の強みを作る最速の方法
それはズバリ「観察する」こと。なぜ、これだけで強みを作れるのか。その根拠は量子学に基づいています。
なかでも「エヴェレットの多世界解釈」は、量子コンピューターといった最先端の研究で採用されてきました。
■エヴェレットの多世界解釈
1.人間は量子的な存在である
2.ということは、2つ以上の世界が併存している
3.それぞれが分岐した別々の世界にいる
かなりシンプルに言うと、私たちは微妙に違う世界に住んでいる可能性があるということを否定できないのです。
この世界が画一的ではなく多様性がある理由。それは微妙に違う世界線が重なりあった結果というのが量子学的な見方になります。
なかにはこの世界を「仮想現実である」と言い切る専門家もいるくらいなので全く不思議なことではありません。
こうした量子学の常識に基づいたときに分かることは、私たちの認知機能も人それぞれ少しずつ違っていて当たり前だということ。
だから、同じレース映像を見たとしても感じ方が違うので自ずと強みも違ったものになるのです。
量子学の世界では「観察することで現実が確定する」ことを実験を通して証明してきました。
つまり、色々と観察して構築された脳内イメージは細部までこだわった高解像であるほど現実化する可能性が高いということなんです。
こうしてみると観察することのメリットが計り知れないものであることが実感できたのではないでしょうか。
まずは自分なりにレース映像を何度も見返すようにしてください。そして、そこで何が起こったのが後で振り返れるように単語の羅列でメモしておきます。
あなたの中でイメージ構築がカンタンなスキルとして身についた頃にはツールとのシナジーをより実感するようになるでしょう。
02.逆張り感謝でバイアスを抑える
かつて社台ファーム代表である吉田照哉が世界的な名手デットーリのことを「彼が乗れば5馬身は違う」と絶賛したことがあります。
つまり、名手になれば0.8秒もの差をひっくり返せると言ってるのです。これを真に受けるのはどうかと思う人もいるかもしれません。
もちろん賛辞を送るための誇張表現も含まれていますが、直接本人に言ったわけではなくメディアを通して話したわけで実感があったのは確かでしょう。
現実的な見方をすれば0.3秒くらいなら騎手で変わる可能性があるという前提に立つなら予想が上手くいかないのも当然ではないでしょうか。
現代競馬では0.1秒差に複数頭いることも珍しいことではないですから。騎手の挙動が大きく影響することがあるのなら予想が上手くいかないのも納得ですよね。
ここで私が言いたいのは「騎手の下手さに感謝しませんか?」ということ。確実重視の馬券において下手な騎手は敵ですが、不確実性を愛する時には強い味方になりえます。
つまり、下手な方に賭けることを考察することで生まれるメリットに注目するためにとりあえず感謝しておくのです。表面的な感謝でもバイアス抑制に役立ちます。
実は人並はずれた成功者ほど感謝を口にすることを習慣にしています。一世代で莫大な資産を築いたバフェットも、自らの人生すべてに感謝してきました。
生きていることを有り難いと思い、自分のビジネスに、家族に、自ら行っている慈善活動の人々にも感謝しています。
その深い感謝の思いが、彼の寛大な精神の源なのです。感謝をもって生活すれば、謙虚さが生まれます。
その謙虚さが「学び」となり「智恵」となっていくのです。そして、その智恵が成功へと導くのです。
あらゆることに感謝できるようになるだけで圧倒的なアドバンテージを手にできるのなら安いものでしょう。
03.視点を色々と変えてみる
競走馬は理由なき大敗がつきものですが、その理由を視点を変えながら探ってみると仮説思考能力を高めることができます。
たとえば、ただ気が向かなかったという見方に立つなら、その兆候は表れてなかったか、前の大敗と比べてみることで新たな発見をすることがあります。
ほかにも天候や温度が関係してなかったかなど見方をスイッチしていくだけで色々と検証することができてしまう。
しかし、そのぶんだけ時間を要してしまうのも事実。年4万頭も走る中央競馬では人気馬を見るだけでも骨の折れる作業になります。
それでも、1番人気だけに焦点を当てるなどして続けてみる価値はあります。そうすることで新しい回路が脳に構築されるからです。
この回路ができると直観力は飛躍的に高まり思わぬ所で好配当をもたらす穴馬に気づくなんてことも経験してきました。
私たち人間の脳は常に快適であろうとサボるものですが、しっかり回路を作り考察を習慣づけることでサボり癖を緩和することにもつながります。
私たちは自分のことを怠け者だと思い込みがちですが、これは誰しもがそうであり、誰しもが当然のように改善できることと知ってください。
脳が快適でいようとするのは身を守るため。この社会で一番身近なハイリスクをお教えしましょう。それは「歩きスマホ」です。
スマホが絡むと交通事故の死亡率が2倍にハネ上がるのですが、世の中はこんなハイリスクを受け入れる人だらけ。
前も見ずに歩きスマホしている人はまさに命を賭けたギャンブラーですが、そう考えている人はどれだけいるでしょうか。
私たちも人生を振り返ってみて、本当に安心安全の道を歩いてきたか確認してみると意外とリスクを取ってきたことに気づけるでしょう。
04.自分の強みをデータ解析ツールと調和させる
Youtube動画の自動制作で稼ぐAIは登場するでしょうか。もし出てきても結局は人間の観察が必要になります。
それは競馬のオッズのごとく流行る動画に集中して大量生産することで収益が落ちるようになるからです。
夢の全自動システムよりも自分の強みとシステムを強固に連動させる方が優位性と持続性は遥かに上回ると断言できます。
よくツールだけでラクして稼ぎたい症候群の人たちに出会いますが、全自動思考の人ほどチャンスを棒に振りかねません。
「全自動=脳がラクしたい=挑戦をやめた悔いのある人生」
実のところ少しの努力で最大の成果を目指す方が人生においても健全です。いつだって今あるものを少し変えて成功するのが最速の道だからです。
そして、これは日本人が最も得意とすることでもあります。少しずつ改善を重ねていくことが日本人の成功スタイルであることは歴史が証明しています。
少しずつ改善する時には考察がつきもの。この考察は、マイナスもたらすバイアスを抑制する効果があるので余計な不安にとらわれなくなります。
色々と不安が起こる理由をお教えしましょう。それは、あまりに暇だからです。不安の97%は起こらないことが研究により証明されてきました。
そう言われても不安なのが日本人の性。だから財産を抱えたまま死なないように暇になりすぎない工夫もするようにしましょう。
オリジナリティは少しで構いません。逆に全てがオリジナティあふれ過ぎると返って失敗します。その苦労をデータ解析の世界で体験してきました。
結果的に15年と1億円を投じて到達点を見つけることができましたがリスキー過ぎるため到底オススメできません。
05.戦略的に「当てる」ことを重視しない
これは10年以上におよぶ個人的な実践や多くの実験をもとにしているのですが、馬券を当てようと強く思うほど「リターンが減少する」ことを実感してきました。
これはノーベル賞を受賞した画期的な理論である「損失バイアス」によるもの。的中重視になると「小さな利益確保で感情を満足させてしまう」のですが長期的リターンは不十分な結果になるケースが圧倒的なのです。
当てようとし過ぎれば配当は下がる。低オッズほど当たりやすいのですから冷静になれば当然のことだと分かるようになります。
これは長期的に控除率の影響をイメージしづらいことも影響しています。その壁を乗り越えるには大きめの配当がきたときには最大リターンを得るリスクテイカーな面も必要なのです。
そこで「あえて当てることを諦める」ようにマインドを変えてみたところリスクを取る馬券が増えてリターンが向上することができました。
しかし、やはり短期的な成果は気になっていました。これは人間である以上は仕方のないことであり適切なトレーニングを積むしかありません。
こうした生理現象にもとづく高い壁があるからこそ短期重視で失敗する人が後を絶たないわけですが、そういう人たちがいることをイメージを俯瞰して見るようにしたところ少しずつ忍耐力を強化できました。
短期で間違い続けている人たちのお金がこちらに流れてくることをイメージしてみるのです。これを繰り返すうちに感情的に納得できるようになり少しずつ緩和していくことを実感するようになりました。
馬券は「的中率を減らして回収率を上げる」以外は現実的ではなく誰しもこの道を避けて通ることはできません。
戦場でも「ビビリの小心者から先に死ぬ」と言われますが、逆に命を投げ捨てる覚悟を持つことで体がよく動き生存率が上がることに似ています。
06.誰もが無意識にするシンプルな重大ミス
最初に【感情】で判断し、それを【論理】で補強する。日本人なら誰しもが無意識に行っているこの行為こそ損失体質の元凶でした。
今日はなんかヤル気がでないのは気温が低すぎるせいだ。これは見かけ上は正しく見えているのではないでしょうか。
でも実際の原因は違います。本当は、ただ脳がサボりたいだけ。この脳の命令を無視して行動を起こせばヤル気がでてきます。
このように意識してヒモ解いていけば間違いに気づけるのですが、これは生来より行い続けているため指摘されないと改善を始めることができません。
しかし、知ってされすれば治すのはカンタン。最初に【論理】で判断し、その後に【感情】をもってくるように意識するだけ。
自分の脳はまたサボリたがっているのか。でも、その対処法は知っている。とりあえず行動してしまえばヤル気は後からついてくるのさ。
ただ逆にするだけで正しい成果を受け取れるようになってしまう。これに気づけない人は死ぬまで負の永久ループは止まらないなんて恐怖でしかありません。
物事を正しく知り判断するには、まず自分のことを疑う勇気を持ってください。無意識に自分が正しいという前提に立っている自分を客観視できるようになるだけで人生を劇的に変えることができます。
成功はシステムとマインドが呼び込む
色々なシーンで成功を収めた共通するのが「システムとマインド」である。成功した人を考察すれば必ずどちらも持ち合わせていることが分かるだろう。
そして、それは自分に合うように必ずカスタマイズされている。一代で莫大な富を築きあげた稀代の投資家バフェットでさえ法則から逃れることはできない。
彼は師であるグレアムの投資理論をアレンジした理論を今でも愛用している。その理論をフルに生かせているのがバフェットの特異性と言えるだろう。
彼は恐らく生まれながらにしてバイアスの影響を受けていない特異体質だと考えられている。なぜなら、彼の投資原則は至ってシンプルなものだからだ。
そして、まったくお金に執着していない点もこの説を補強している。いまだにコーラとハンバーガーを好んで食べ続けるなんて普通はできない。
コーラは1日5本は飲むが、このような偏った食生活でも健康を害していない。おそらく莫大なエネルギーを脳活動で消費してるのだろう。
その安価なエネルギー源がコーラとハンバーガーというわけだ。日本人なら間違いなく糖尿病になる食習慣である。
私はこの話を聞いて1つの仮説を思いついた。彼は、一日ずっと投資のことばかり考えているのだから直観力は相当なものになっているはずだ。
そして、その直観力がバイアス支配を上回ることで劇的に抑制できているのだろう。自分が納得いくまで仮説を練り上げることを何十年もバフェットは続けてきた。
そこまで考察して出た答えであればバイアスの入り込む余地はもうない。それで失敗しても仕方がない、ベストを尽くしたと思えるはずだ。
普通であれば失敗した時に後悔することでバイアスに進入する隙を与えてしまうものだが、バフェットは強固に突き詰める考察術により完全封殺を可能にしたのだろう。
住んでいる家は平均的な住まいであり、ちょっと成功したユーチューバー以下の生活という質素ぶりもバイアスの侵入を防いでいる。
常に現実的でいることを重視するからこそ質素倹約を行い一般人のような平均的な感覚を身に着けるようにしているのではないだろうか。
彼は自分が死ねば富の大半は寄付するという。本当に投資が好きで最高の成果を上げれることしか目がない。お金は結果でしかないというわけだ。
だからこそ、稼いだ利益をさらに投資へと回しつづけ莫大な利益を膨らますことにも躊躇がない。この境地に至ることができれば馬券で同じことが起こせる。
お金は好きだが執着しない。この心持ちは努力なしで持てるものではないが、この理論を受け入れ少しでも努力するなら劇的な成果が手に入るはずだ。
どういう時に買うべきかは自分で決めなければならないとバフェットは説いている。そのタイミングは人の能力と趣向に強く反映されるからだろう。
自己規律を持ち、バイアスの進入を防ぐ行動様式をルーティンとして身に着け、それをもとに一貫した運用を淡々と長期的に続けていく。
多くの人はシステムが富をもたらすと考えがちだが、実は自分自身を向上させる方がよほどリターンは大きくなる。
システムの価値は正しい努力を継続できるかで決まる。面倒な作業を代行してくれて余計な遠回りをしなくて済めばなおいい。
そして、自分の能力と結びついてシナジーが生まれるまでに熟達したときに富は何倍にも膨れ上がることが現実にもたらされるようになるのだ。
バフェットは少なくとも70年以上も仮説を立て考察することが習慣になっている。勝ち人になりたければ人生に事業として取り組むマインドも必要になるだろう。
勝ち人になるための原則
いまや競馬予想は過大評価されたまま「レース結果は予想できる」という歪んだ認知(バイアス)を生み出すに至っている。
だから予想がハズレると誰かしら批判したくなるのだが、これが不幸の始まりであると認識できている人はどれだけいるだろうか。
予想できないことは誰かのせいではない。なぜなら予想でなくて当たり前だからだ。試しに1時間の自分が何をしているか予想してみて欲しい。
自分のことさえ手に負えないことが分かるのではないだろうか。自我のない動物を対象にすればアテがハズレるのは当然と考えるべきである。
とは言え、予想には「予防効果として一定の効果」が認められる。どういうレースになるのかを事前に知っておくこと自体は利益にかなう。
競馬で勝つ方法はシンプルで勝ち組なら絶対にやっていることがある。それは「現実を正確に捉える」こと。
馬券に限らず、あらゆるシーンで成功しようと思うほど、この原則に忠実になることが最速の方法であることを疑う余地がない。
勝ち組の象徴と言える大企業は必ずマーケティングを行うのも「現実を正確に捉える」ことが最高のリターンを生み出すからである。
いまやマーケティングに莫大な費用をかけることは当たり前であり、どんな優れた商品であってもマーケティングなしで成果を上げることはできない。
それだけ情報が多く埋もれやすい時代に生きている証拠でもあり、そのノイズだらけの現代社会で確実な価値に気づくために必要なのが直観力である。
人それぞれ違う現実を見ている
私たちは共通認識で生きている部分もあるが、実のところ違った見方で世界を生きていることの方が多かったりする。
ある音楽は好きでも、ある食べ物ではソリが合わない。そんなことはよくある話なのに共通認識を期待して行動してしまう。
人は自分に似た人を見ると安心する傾向があると言う。馬券でオッズが低いほど安心してしまうのは共通認識としての確信が生まれるからだ。
みんながそう思っているなら間違いない。そう考えることで現実を省略化してしまう。確かに判断は素早いが、それは周りに自分を合わせるに等しい。
つまり、それは負けている人たちの行動を無意識のうちに良しとしているのと同じであり、そのような態度でいる限り勝つ可能性が低いのは当然ではないだろうか。
だからこそ、現実を正確に捉えようとする人のリターンは大きくなる。ほとんどの人が無意識のうちに手を抜いてくれる、少し努力するだけでこのチャンスを生かすことができてしまう。
物の見方と行動の質を上げる
いくら儲けの本質を理解しても実践しなければ忘れるのは早い。何かで成功するには、まずしっかりとした土台を築く必要がある。
社会的な脅威がない今の私たちは敵は誰だろうか。それは【自分自身】である。正確に言えば本能の一端を担う【歪んだ認知(バイアス)】である。
手を抜こうとするほどバイアスは強く働く性質がある。いや、バイアスがそう仕向けているとも言えなくもない。
とかく脳は「命を脅かす出来事に備える」ため、手を抜き快適でいろと無意識のうちに働きかけている。
しかし、自然を排除してきた現代社会において命を脅かす出来事は滅多に起きない。だから、脳の命令に従うままだと自然と失敗に近づいてしまう。
私も学生時代は怠けて生きてきた側の人間なので、このことを知っていたならもと努力できていたかもしれないと悔やんでも悔やみきれないでいる。
つまり、私たちの脳は何もせずにいると現代社会では不都合な結果をもたらす存在になるのだ。特に勝負ごとやリターンが重要なシーンで影響力の凄まじさが分かる。
だからこそプラスサムの市場である株式投資でも馬券と同じく9割もの人が負けてしまう。これは予想の問題ではなくバイアスが問題なのである。
これほど強力にマイナスを築き上げるバイアスの影響力を小さくするには「現実を正確に見る」と意識することが手っ取り早い。
そうすると直観力が働きバイアスが抑制される。今までと違った物の見方に気づけたり、見方そのものが変わることで行動の質を向上させることができる。
このアドバンテージは予想力よりも遥かに強力であるため、この直観力を手にした頃には揺るがない自信にあふれた自分に気づけるだろう。
競馬においてレースを正確に見ることは全くカンタンにはいかない。あらかじめ持っている知識と経験で見方が変わるのが常である。
また、1回見ただけでは必ずと言っていいほど見落としがある。だからこそ、レースを正確に知るだけで確実なリターンを手にする人たちがいるのだ。
ほとんどの人は何か特別な方法があると思い込んでいるが、その論理に気づいてしまえば全くシンプルな方法で勝てることがイメージできてしまう。
成功を引き寄せる方法
私たちには既に成功に達するだけのシステムがあり、あとは自分自身をマイナス発生装置へと変えてしまうバイアスに対処すればいいだけの所まできている。
すでに頂上は見えており、あとはやるべきことを実践するだけでいい。成功を引き寄せるには正しい考え方に慣れること。
すぐに身につかないが少しずつ聞き慣らしていくことで些細に思っていたことから改善していくことで土台は強化されていくだろう。
以下の音源を一度はじっくり聞いてみて欲しい。大体の概要が分かればあとは聞き流すだけで土台を強化することができる。
成功を引き寄せ現実化するための土台(45分)
脳は疲れるほどバイアスの影響を強めてしまうため、その疲れを癒し再びクリアに冷静でいられる方法も知っておきたい。
不安遺伝子を抱え様々なバイアスに支配されやすい日本人にとって必要不可欠なので実践すると心身の健康にもつながる。
ジョブズが実践したマインドフルネス呼吸法(10分)
メタ認知を持つことでバイアスで歪んでいない現実を認識できるようになる
健全な信念を持つ方法はメタ認知を理解して活用することだ。
これから示される「認知のメカニズムについての認知」を持つことである。
我々は普段の生活には支障が無いほどの優れた認知メカニズムを持っているが、投資では系統的な誤りを起こす傾向がある。
誤った信念は、新たな誤った認識や記憶をもたらすのである。
メタ認知を持つようになると、自分の経験や記憶が絶対的なものではなくなる。
ありありと感じられる経験も、ことによると幻想だったのかも知れないのだ。
経験を大切にしながらも、場合によってはそれを疑ってみる謙虚さが肝要である。
我々の認知や経験は、世界に生きるための手段である。それを疑うことは、不安を呼び戻すことになりかねない。
時には、かなりの勇気を必要とすることなのだ。
【養老孟司】最新科学の「学習の仕組み」
行動の伴わない知識は忘れるのが早い。Youtubeで情報を得ても実践しないのなら時間のムダである。
最高の成果をだす方法はシンプル。赤ちゃんが立ち上がるように何度も失敗してはチャレンジしていくだけ。
失敗ばかりでウンザリした赤ちゃんは歩くのを止めるだろうか。そんな話は耳にすることがない。
それなのに大人になると余計な感情が邪魔をすることで手に入るはずの成果をみすみす手放してしまう。
自分の感情に足を引っ張られなければ、誰でもシンプルに何度も繰り返すだけで最適化されたルールを持つことができる。
ノーザンファームから分かる最高の成果を得るロジック
ノーザンファームの隆盛により、競走馬の生産は運だけではないことがハッキリとしてきた。
今までの常識が覆されたが、逆に言えば新しい可能性が開かれたとも言えよう。
生産頭数が減ってもノーザンファームが一流馬を生みだせるロジックがこれである。
「数をこなすより、質を上げることで成果は大きくなる」
およそ強い馬の生産はノーザンファームが担っており代替が利くとは思えない。
この単純ながら強力な力を持つロジックを馬券構築に生かさない手はないだろう。
色々なレースに手をだすよりも、成果を大きくさせる、その可能性があるレースを絞り込んでいく。
手広く買うべきレース、深堀するべきレースと理解できるようになれば回収効率が上がるのは間違いない。
継続性のない努力が収益を悪化させる!
たとえば、毎日掃除する人と1か月おきに掃除する人では、どちらが安定した結果を得られるかだろうか。
高いレベルで安定した結果を維持できるのは間違いなく前者だ。少し時間を置いてしまったばかりに取り返しのつかない損失を生み出すことがある。
いま振り返ってみて獲ることができたと思える配当は、あなたが本来手にするはずだった利益であり、それは相対的な損失と言えるだろう。
このような事態をなるべく起こさないためには、いまに全力集中しアセらずコツコツと目標に向かって取り組んでいくこと。
いま分からないものは、とりあえず置いておき、いま分かることを1つ1つクリアしていくことで時間の損失を防ぐことにつながる。
⇒ 資金管理の原則
良い投資とは退屈なものだと知れ!
『もし投資が楽しいもので、あなたも楽しんでいるようなら、おそらくあなたはお金を稼げていないだろう。良い投資とは退屈なものだよ。』
バフェットと同じく知名度の高い投資家ジョージ・ソロスはこう断言している。
まったく経験がない頃は「生き残る」ことを重視して経験値を稼ぐ必要があることも指摘しており、そういった投資は実に退屈でつまらないのは間違いない。
やがて、正しいスキルがついてくると投資に迷いがなくなってくる。楽しむ暇が入りこむうちは何かを間違えている可能性が高い。
良い投資は迷いがなく、そういう投資はルーティンのように良質ではあるが退屈な行動に見えるだろう。
そこに「楽しみたい」という感情を持ち込んだら、どうなるのか。それは、わざわざ自ら災厄を持ち込むようなものである。
率先して強者の道へ行け!
誰かに任せた結果に文句をつけるのは容易く長い目で見れば弱者の道をいくことになる。たとえ能力があっても、この道を選べば弱者になることを免れない。
強者は批判を糧とするからこそいち早く成長できるのである。強者のように考え、強者のように行動していくことで強者の習慣を身に着けることができる。
さあ批判されるような一目置かれる存在になろう。この世の中を見たわしてみれば批判されない凡庸な者が何かを成した試しがない。
最初は失敗続きで評価が悪くても、最終的には強者だけが受け取れる確実な利益を手にするだろう。
人間は苦痛を快楽へと変えることができる!
運動が嫌いだった人でも朝のウォーキングや筋肉トレーニングを継続していくと快感に変わる瞬間が必ずやってくる。
本当に苦しいだけならボディービルダーなんて存在しなかったはずだ。脳が快楽物質を解き放つまで努力を続けたら、あなたは優位性を手にするだろう。
そうなると、なんで今までやってこなかったんだろうと後悔することさえ覚えるようになるほど人は変われることに気づけるはずだ。
「苦しくてつらい。だからこそ意味がある」とわかれば、一時的なストレスがあっても、嬉しい気持ちを持続することができる。
あとから時間をムダにしたと思わないように最初のうちは何をしても苦しむものだと心の準備としておこう。
ものごとはできるかぎりシンプルにせよ!しかし、シンプルすぎてはいけない
この世界のことは複雑なので理解するにはシンプル化は必須だが、あまりにやり過ぎると現実と乖離することになってしまう。
競馬専門紙で予想すると、いとも容易く結論にたどり着いてしまう。これは専門紙が優秀だからだろうか。それとも・・・?
確かな成果を得るためには、まず現実を捉えることが必要である。その時点で失敗していると失敗しても対策を打つことができない。
私たちの投資競馬システムは、必要なものだけを意識して作られてきた。できる限りシンプルにするために役割を分担している。
こちらは投資競馬の8割を占めるデータ分析を担い、あなたは残り2割の資金管理に専念するから必要以上に煩わしさを感じることはないだろう。
人一倍、読み、考えて行動できる人から成功してきた!
学ぶことや考えることも大事だが、やってみることはもっと大事。幸せと金は別物である。独力で考えることを放棄すれば、投資では成功しない。
自分で考えた確固たる理由を持ち、周囲の声や評価など気にせずに進む。その根拠は自分で考える。
他人が貪欲になっているときは恐る恐る。周りが怖がっているときは貪欲に。
株は単純。みんなが恐怖におののいているときに買い、陶酔状態の時に恐怖を覚えて売ればいい。
大事なのは、自分が好きな事をとびきり上手にやることで、お金はその副産物に過ぎないと考えることだ。
正しい思考と振るまいを早いうちに習慣化せよ!
まず自分自身が顧客になり、一日一時間を自分に充てるべきだ。そこで正しい思考や振るまい(マインドセット)をセルフチェックする。
人間はマイナスをだし続ける不利益な行動でさえも習慣化することができてしまう。そして、これを意識して修正できる人はほとんどいない。
習慣とは非常に軽いものであり、普段はその存在にさえ気付かない。だが一度意識すると、非常に重く断ち難いものであることがわかる。
やり方を心得ていることすべてを素早くやる。ためらったり、考え直したりはしない。とにかくやり遂げる。いずれ習慣化すれば努力は努力でなくなるだろう。
大事なことになれば、それをやらないと気が済まないようになる。息を吸うことを努力と言わないように、そのレベルに熟達することで成功はいやでも近づいてくる。
努力する凡才こそ成功してきた!
脳は快適でいようとするためにラクをしようとする。このことは脳科学の基礎として知られてきたことで今や疑問を挟む余地がない。
脳科学で見ればラクをしてしまうことは脳を正常に働かせることができないことを意味している。その状態で才能が生かされるだろうか?
もちろん答えは「ノー」だ。だから、おのずと天才は努力することが習慣になっている。ラクをしたいのならドン底を覚悟しなければならない。
どんなに優れた手法があろうと関係ない。ラクをしようとした時点であなたの脳は正常に働くことが全く期待できないからだ。
簡単なことを上手くやれ!
自分がよく知らず、先行きが見えないレースに投資するリスクを犯すことはない。難しいレースよりも、簡単なレースを選ぶことが、優れた成果を上げるコツである。
原則に忠実に、やるべきことをきちんと繰り返すことで並外れた業績を上げることができる。自分の能力内で十分に上手くやることが成功をもたらす。
最も重要なのは、自分の能力の輪をどれだけ大きくするかではなく、その輪の境界をどこまで厳密に決められるかにある。
バリューが究極のリスクヘッジになる!
実際の価値より過小評価された幅の差が大きいほどリスクは小さくなる。この安全域を作れる「バリュー投資」は利益に直結しやすいと言えるだろう。
これに熟達すればするほど効率の良いリスクヘッジとなるため、それほど意識することなく「利益>損失」の馬券を買うことができる。
株式でも短期勝負はギャンブルであって投資ではない。長い目で見てどうかという視点でのみ再現性のある利益を手にすることができる。
オッズ(価格)と価値の差を見極めるために、自分の思い込みや偏見から解放された客観的な評価を探すことも必要になるだろう。
毎週のように勝とうとする人が負けている!
投資の世界には見送り三振がない。絶好球が来るまで何度でも見送ることができる。一流の投資家ほど明日、来月の利益に興味がない。
平気で5年後、10年後を見据えて良い成果を保てるように準備を整えることを重視する。少しずつ変化に対応するのが一番リスクが低く済むからだ。
短期にこだわると、この視点がボヤけることで変化に鈍感になっていく。気が付いた時には手法がどれくらい効果的なのかも分からなくなってしまう。
リスクとは、自分が何をやっているかよくわからない時に起こるもの。短期投資がギャンブルにしかならないと言われる理由がここにある。
失敗から学び1つのことに集中せよ!
アインシュタイン「私は、それほど賢くはありません。ただ、人より長く一つのことと付き合ってきただけなのです。」
これを正しく認識せず否定する人は自分自身の能力を過小評価している。実際に1つのことに集中して優れた才能を発揮する人は決して少なくない。
大企業になる会社でも最初は1つのことに集中している。1つのことに集中しないといけないのは、人には失敗できる許容量が決まっているからだ。
自分にとって利益になる分野で小さい失敗を繰り返し、そこから効率良く学んでいいく。スペシャリストになる頃には十分な利益を手にしているだろう。
完璧にやるから優れた成果が生まれるわけではない!
ご飯をお腹いっぱい食べてしまうと動けなくなり極端に仕事の効率を落とすことになりかねない。これは物事への姿勢でも同じことが言えるだろう。
完璧主義を研究している有名な心理学者であるバーンズは完璧主義者の考え方の1つとして、「べき思考」を挙げている。
例えば、「このくらいの仕事は完璧にこなすべきだ」「絶対に失敗してはいけない」といった考えにとらわれてしまい、自分に過剰にプレッシャーをかけてしまう。
競馬で失敗する人の多くは「理想的な的中率を追い求める」というワナにハマりこむ。すっかり控除率のことなど頭からスッポリと抜けて落ちてしまうのだ。
完璧に見える高い的中率を実現しようとするどうなるか?すでに過当競争が行われている、利益になりにくいオッズゾーンの馬券を買い続けるハメになる。
完璧に見せるためだけに穴馬につながる価値ある情報を軽視するようになることの方が損失だ。それでもやめることができないのが完璧主義のワナと言えるだろう。
表面的な数字が与えるイメージにミスリードされてしまう人が大半なのが世の中。だからこそ、数字の意味を正しく知ろうとするものは最高の利益を手にすることができる。
完璧主義を改善する最も簡単な方法は、「べき思考→なるべく思考」に変えることだ。
稀少性が高い価値をもたらしてきた!
投資で高い利益を生み出すために重視するべきなのは稀少性である。誰かと同じことをするだけで利益を奪い合うことになり効率が悪くなるからだ。
たとえば、誰もが所有していたゲーム機の中で最も高価なゲームフトとは何だろうか。それは誰も所有していなかったマイナーなゲームソフトである。
ただ、誰も所有していなかったというだけで高い価値をもたらす。これは競争社会の基本原理であり、これを投資で生かす人だけが成功を収めてきたのである。
最も手軽なのは自分自身の強みをもとに手法を構築すること。もっとマイナーにできないか?を考えて手法を進化させていこう。
自分の感情に寄り添いシグナルを受け取れ!
日本人は感情的になりやすい遺伝子があるから投資に不利になるわけではない。自分をコントロールできなくなった時だけ、とてつもなく不利になるのである。
恐怖遺伝子の割合が多い日本とアメリカが先進国である事実に目を向けよ。特に日本は資源がなくとも世界的な強国になっている。なぜなのか!
そっと自分の感情に寄り添うことができれば、あなたは自身の経験からのシグナルにより思いがけない前進力と幸運を手にするだろう。
それは、かけがえのない強力な武器になりうる。なぜなら、いつの時代の成功者も外より内なる声に耳を傾けてきたからだ。
非常識な判断に見えても、あなたにとって幸いであれば問題ないのであり判断を他人に預けるようなことをすれば利益を手放しかねないと知ろう。
競馬の勝ち方は直感に反している。だから、正しい信念を持てない!
アインシュタインが提唱した「相対性理論」と同じように、競馬の勝ち方は直感に反しているぶん理解しづらい面がある。
一般的に的中率を再現性の指標として見ることで、高的中率をできるだけ維持してプラス回収を目指してしまう。
しかし、人気馬が過剰に買われる以上、再現される確率が高いのは「控除率の分だけ負け続ける」というサイクルの方である。
穴馬を中心にすれば的中率は落ちていくことを免れない。そもそも、好走シチュエーションが限られているからオッズがつくのである。
今あるデータで穴馬を効率良く狙える方法がないのだから、分かりやすい人気馬に集中することは避けようがない。
投資競馬では独自の情報ソースを用いているので穴馬の特定を行えているが、JRA-VANにあるツールだけでは月1万円だしても無理だろう。
結局のところ、極端な物言いをすれば1年をやり通せる資金があるなら的中率は1%でも問題にならない。
それでプラスになるなら、あとのことは感情的的な問題でしかなく、それは理屈で自分を納得させればいいだけだ。
あなたが論理を受け入れ活用するなら道は開かれる
みんなの投資競馬のサイトを見てどう思うだろうか。実は誰が見ても「胡散臭く」見えるようにデザインされている。
すぐに感情が働き退出しやすいように作ることで、論理思考を持つ資質がある方とコミュニケートできるように設計している。
普通に生活を送り満足している人は、すぐに感情で反応し表面的な部分以外は見ようとしない。それでも十分に生きていける人なのだ。
しかし、投資の世界に一歩でも足を踏み込めば表層で判断することは危うさを伴う。今まで色々な人を見てきたが、結局のところ負ける思考を変えられない人は一定数でてきてしまうもの。
あなたがここにいることは実に喜ばしい。あらゆる壁を乗り越えて、この世界にある理を利へと変えられる人だろうと確信している。

