バリューには2つあります。あなたが培ってきた価値と対象が培ってきた価値です。
ほとんどの人は自分自信が持つ価値への理解が乏しく、その一方で買う対象の価値ばかりを気にしている。
これは、本当にもったいないことです。2つの価値を上手く融合できた時に圧倒的なバリュー生み出すわけですから。
投資プロセスに幾つもの価値を含ませるには、それぞれが高いレベルの仕事をするのが最適解となります。
自分自身にとっての重要な仕事とは何かをまず問いかけやるべき1つの仕事を見極める必要があります。
普遍的な価値を持つ“優位性”に集中する
競馬に確かなことがあるとすれば、それは馬柱にない情報を補完した時に優位性が増すという事実です。
その馬柱だけでも強い馬を発見するのは容易いですが、人気が下がるにつれ情報は圧倒的に不足し始めていく。
競馬のオッズは、単純なデータ比較で分かりやすい順に人気が並んでいるとも言えます。
つまり、下位人気になるほど難易度が増すのは当然であり、馬柱だけでは予想できない領域と考えるべきでしょう。
私は6番人気以降を下位人気ゾーンと呼んでいますが、このあたりの人気馬が馬券になった時は馬柱だけで説明できないと思います。
ここで利益を上げるにはどうするべきか?すぐ分かることは独自の情報収集が欠かせないということ。
まず私は、一口馬主の会員からクラブ馬の情報を手に入れることから始めました。
とりわけ日本の競馬を支配している社台グループの情報が重要なのは言うまでもありません。
1頭1頭につけられた詳細な記録は競馬新聞に載ることはなく、これを知るだけで優位性を確保することができます。
これを元にさらにデータ分析をしていくことで競走馬のイメージをさらに強化することができる。
この他にも思いつく限りのことを試行錯誤し地道な積み重ねにより優位性を築くことに集中してきました。
こうした正しい努力こそが再現性の高い利益につながる近道だと確信しているからです。
そして、それは自動的に長期的な利益を生み出すプロセスの道しるべとなって正しい努力を照らし出してくれるのです。
優位性は確信性というシグナルで加速する
今まで大きな利益を得ている人たちを研究してきました。そこで、ある共通点を見つけること気づいたのです。
それは、利益を作る確かな核となるものを有しており、その優位性を100%信じて切って運用していること。
これは利益を生み出す手法だと確信している人は迷いがないため一貫性の力を働かせることができます。
そして、その手法は意外なほどシンプルなのに、他の人がマネしても同じ効果が望めない。
そうなる理由は、最初は複雑なプロセスでも多くの経験を得て頭脳がシンプルな答えとしてだすようになるからです。
正しく投資していく上で難しいこと。それは1つの方向に努力を積み重ねていくことです。
ほとんどの人は正しい方向というのが分からず迷っているため努力しても報われていません。
そして、結果だけを見てあちらこちらとブレてしまうことで1つのことに集中できないでいる。
これは、恐ろしいほどまでに時間のムダです。そこで、私はより競馬予想に必要なものを明確にするようにしました。
すでに述べている【データ分析】と【資金管理】の2つです。
これを会社にたとえるなら前者はデータアナリストであり、後者は決定権を持つ社長に当たります。
よく分析されたデータをもとにどうすれば利益を伸ばせるか。
1人の社長のように、あなたが経験や強みを生かして挑戦して欲しいと思います。
今ではJRAが意図的に馬場をいじくり過去データを潰すようになりました。
実際に3連単の控除率が引き下げられるなど投資層に向けた対策が取られています。
こういった時代だからこそ役割を明確にすることで各々が専門性を持つことがリスクヘッジになる。
こうした強固な土台づくりこそが新たな利益へと結びつけると信じています。
データ分析の強みと弱み
データ分析は、過去の事象が再現された時に最大限の強みを発揮します。
しかし、色々なファクターから見て辻褄の合う事実を見つけるため、どうしても買い目が硬直化しやすい。
あまり柔軟な買い方を提示することができない。それは1つの事実に目を向けているからです。
たとえば、今回の選挙で自民党が席を増やすかも知れないし減らすかも知れない。
こういう曖昧なことを言われたらデータ分析の意味がないですよね。
こういったデータ分析にまつわる不完全性を補完するためにどうするべきか?
そのアンサーがあなたにやってもらえたらと考えた【資金管理】なのです。
競馬では特定のファクターが結果に影響を与えることは少なくありません。
競馬は関係者が走れる状態に仕上げていることを前提としている競走です。
ですが、実際には休み明けから万全に仕上げているとは断定できない。
また、競走馬の調子を調教師が見落とすなんてこと珍しくないでしょう。
そういったことに気づくために1つのファクターに集中しておくことは保険になります。
たとえば、関係者の思考を察知できる人なら、そこから発せられるシグナルを受け取ることができる。
今回は後先を考えていない仕上げだ!と分かれば集中すべき買い目が浮かび上がってきます。
それが高確率でなくても長い目で利益もたらすと分かればそこに集中することができる。
ただ、単に私のデータ分析のクセを見抜いて変更を加えるというのでも構いません。
単純に今までの人生経験からの得た趣向などもシグナルになり得ます。
こうすれば利益が増えたのではという取り組みこそがシグナル活用につながるからです。
そういう経験を重ねていくことで確信性というシグナルは重みを持つようになるでしょう。
完璧主義が歩みを止める
一朝一夕で優位性ができ上がることは絶対にありえません。
そこには必ず経験というスパイスが必要になるからです。
日本刀を作る手順を知っているだけでは良い刀を作ることはできない。
再現性を高めるためには正しい努力のもとで育まれた経験が重要になります。
私は実に10年という歳月をかけて投資競馬のシステムを作り上げてきました。
だからこそ、時間を集中させることの重要性を知っています。
そして、その良質な熟成期間こそが参入障壁となり、自分だけに味方するオッズゾーンをもたらしてくれる。
そこまでに至るのに多くの失敗をしました。
発明家トーマス・エジソンは失敗についてこう言っています。
「失敗は積極的にしていきたい。なぜなら、それは成功と同じくらい貴重だからだ。失敗がなければ、何が最適なのかわからないだろう」
私は、完全主義者ほど不完全な存在はないと考えています。
そのような人は些細なミスにこだわり絶望し最後には放棄してしまう。
この世に完全なプロセスは存在したことがありません。
もしあるのなら何かしらの永久機関が存在しているはずです。
最初に与えられたエネルギーが100%動力に使われるとき、永久機関となりますが、その過程で必ずロスが生まれます。
つまり、地球に生きているものすべては損失から逃れることはできない!
これは絶対的な真理と言えるのではないでしょうか。
私たちは自らが生み出す損失と向き合い、それを取り戻す方向へと舵をとらなければなりません。
私の投資競馬もまずは損失を抑えることがら始まりました。
競馬では、控除率20~25%という損失を背負うことになるため、ほとんどの人は生き残ることができない。
しっかりと防御できなければ攻撃に転じるスキすら生まれてこないのが現実です。
それなのに、競馬を問わず勝っている人間は必然的に勝ちを重ねている事例は数多くあります。
これは一体なぜなのか。これは人間がもつ思考バイアスで説明できます。
つまり、競馬を自分の都合に合うように解釈してしまっている。
たとえば、馬柱を見て上手く予想くなればプラスになるはずというのはありがちですね。
これは合っているようで間違っています。なぜなら、何も説明していないからです。
こういう条件で強い馬の単勝1.3倍を買い続ければプラスになるぐらいの具体性がなければいけない。
それをすることなく勝てると思い込んでしまう、これこそがバイアスの力なのです。
このバイアスの力は凄まじく本人が気づいて信念を入れ替えない限り作用し続けることになります。
ほかにも競馬は強い馬が勝つというのもありますが、これも漠然としており何も説明していません。
ただ1着になった馬が強いのでしょうか?日本最強馬ディープインパクトでさえ1度は負けています。
そして、そのすぐ下を見れば負けて当たり前の世界が広がっている。
競馬における強さの基準はかすみのようでありハッキリとした形にはなっていません。
その基準が投資競馬には存在します。それはゴールドマイニングの完成により明らかとなった高ランク馬たちです。
これらが一定の強みを有することは感じていただけたのではないでしょうか。
今後も私は完璧ではありませんが利益を生み出すプロセス構築に手抜きはありません。